強制性交等罪で逮捕されたら

強制性交等罪は性犯罪の中でも最も罰則の重い罪の一つです。以前は女性だけが被害者にしかなれず強姦罪と呼ばれていましたが、刑法が改正され男性も被害者になりうることになり名称も変更されました。
他の罪は前科がなく弁護活動がしっかりしていれば執行猶予がつく可能性がありますが、強制性交等罪については前科がなくとも実刑になることが十分に考えられます。
したがって他の罪以上に迅速な弁護、本人の反省、家族の協力が求められます。

強制性交等罪で逮捕された場合、まず大切なのが方針の確定です。
最も論点になりやすいのは相手の同意があったかなかったのかという点と暴行や脅迫があったかなかったのかです。
相手の同意があればそれは通常の性交渉ですから犯罪は成立しませんし、暴行や脅迫がなかった場合も成立しません。

暴行などしていない、相手の同意があったというということであれば、むしろ逮捕が不当ということになります。
昨今、痴漢の冤罪が問題となっていますが、これについても冤罪と思われる案件を見かけることがあります。
つまり当初は合意の上での性交渉であったのに、男女間の仲がもつれて女性が告訴をするケースがごく稀にあります。
「自分はしていない」ということであれば示談をする必要はありません。大事なことは取り調べに屈して罪を認めてしまわないようにすることと、無罪となる事情を集めることです。

強姦

一方、事実が存在するのであれば、やるべきことはやはり示談交渉になります。告訴がなくとも起訴が可能になりましたが、それでも示談や告訴の取り下げは重要です。したがって検察官が起訴をする前に示談をすることが大事になってきます。
ただし被害者側のショックも大きく示談は困難を極めます。示談金が高額になることも避けられないということに注意が必要です。
また起訴までに示談ができなくとも、示談をすること自体、裁判では重要な考慮要素となります。

罰則は5年以上の有期懲役です。
致傷罪、致死罪は無期懲役または6年以上の懲役です。


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